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概要
「君の編む理は、あまりにも醜悪だ」
争いのない世界を求め、あらゆる衝撃を受け流す『絶対の壁』を打ったからくり職人・モーク。けれど、美しい秩序と階級を重んじる中央の権威にとって、その発想は「這い上がろうとする者の卑しい執念」でしかなかった。
無能の烙印を押され、一文無しで最果ての雪原へ追放されたモーク。 当の本人は、息の詰まる鳥籠からようやく出られたと、むしろ肩の力を抜いていた。
行き着いたのは、誰にも使われなくなった古い砦。
すきま風を止めるために壁を直す。 凍えないよう、大地の底から熱を借りる。 空いた土地には種をまき、腹が減れば鍋を火にかける。
モークにとっては、それだけのことだった。 誰も傷つかず、腹を空かせず、手足を伸ばして眠れる場所を作りたい。ただ、そのために鉄を打つ。
争いのない世界を求め、あらゆる衝撃を受け流す『絶対の壁』を打ったからくり職人・モーク。けれど、美しい秩序と階級を重んじる中央の権威にとって、その発想は「這い上がろうとする者の卑しい執念」でしかなかった。
無能の烙印を押され、一文無しで最果ての雪原へ追放されたモーク。 当の本人は、息の詰まる鳥籠からようやく出られたと、むしろ肩の力を抜いていた。
行き着いたのは、誰にも使われなくなった古い砦。
すきま風を止めるために壁を直す。 凍えないよう、大地の底から熱を借りる。 空いた土地には種をまき、腹が減れば鍋を火にかける。
モークにとっては、それだけのことだった。 誰も傷つかず、腹を空かせず、手足を伸ばして眠れる場所を作りたい。ただ、そのために鉄を打つ。
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