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概要
彼女は死なない。死なないのに、世界は燃える。
二十一歳の灯無優(ひなし・ゆう)は、自分の一族を自分の火で燃やした直後、給水塔の上で九歳の体に戻る。
団地と川原と神社の、半径二キロの町。そこには、彼がいずれ壊すことになる親友・緑ヶ丘莉玖と、転校生・碧鳴海がいる。三人は橋の下で秘密結社「青い鳥」を作る。
だが墓地には、生きているはずの弟の名を刻んだ碑が立っている。給水塔の上では、猫が首輪だけ残して消え、莉玖以外の誰もその猫を覚えていない。
そして、未来から弟が来る。「アンタは俺を独りにした」「そこの女は、十五で死ぬ」。
この世界の法則はひとつ。――誰にも知られていない者は、消える。
給水塔の上の装置は、いまある絆を燃やして、失ったものを取り戻す。
団地と川原と神社の、半径二キロの町。そこには、彼がいずれ壊すことになる親友・緑ヶ丘莉玖と、転校生・碧鳴海がいる。三人は橋の下で秘密結社「青い鳥」を作る。
だが墓地には、生きているはずの弟の名を刻んだ碑が立っている。給水塔の上では、猫が首輪だけ残して消え、莉玖以外の誰もその猫を覚えていない。
そして、未来から弟が来る。「アンタは俺を独りにした」「そこの女は、十五で死ぬ」。
この世界の法則はひとつ。――誰にも知られていない者は、消える。
給水塔の上の装置は、いまある絆を燃やして、失ったものを取り戻す。
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