概要
どんな姿でも、どんなことをしても。決断するのは『ぼく』だ
人類の希望の象徴である「勇者」。
人類の宿敵、「魔物」を統べる者「魔王」を倒すべく立ち上がる英雄。
そのひとり、カリエスとして偽りの姿を得てしまった、小さなスライム『ぼく』。
借りものの身体で仲間に紛れ、悪の権化と言われる魔王を討つ旅へ出る。
その先々で勇者カリエスを知る人々と出会い、その人生を知るほど、『ぼく』の旅は当初思い描いていたものから遠ざかっていく。
そして旅の中で、小さな疑問が生まれる。
ぼくは、本当は何者なんだろう?
そんな疑問を胸に抱え、いつかこの身体を本当の持ち主であるカリエスへ返して、大好きなお母さんのもとへ帰るための旅を続ける
……だけなら、良かったのにね。