一話で綺麗にまとまっているからこそ味わえる余韻が印象的でした。その一方で、魅力的な世界や登場人物をもっと見ていたかったという寂しさも残ります。単話完結だからこその良さと、「この先も続いてほしかった」という気持ちが同時に残る作品でした。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(580文字)
童話のように美しい世界観に引き込まれながら、その奥にある「大人になることの痛み」に胸を鷲掴みにされるような気持ちがしました。甘いお菓子や列車、金平糖、それらは疲れ切った心をそっと包み込む優しさの塊。「つらいものはつらい」という言葉は、大人の読者にこそ深く響くはず。高校生の瑞々しい感性と、大人も共感できる哀しみが見事に重なった、優しく温かでとても素敵な作品。繰り返しますが、高校生の作品。高校生すごいなぁ。
もっと見る