概要
私は、見なかった。だから蓋をした。
炎天下、私は錆びついた自転車で長い坂を下っていた。
坂の先には海がある。何度も通った、いつもの道だ。
ところが目を開けても、坂は終わっていなかった。
昔住んでいた家。
高校時代の金髪。
何も浮かばない記憶。
中学時代、一緒に坂を下った彼女。
そして、鮮明な海の青。
私はただ、坂を下り続ける。
見ていないふりをしたものへ向かって。
坂の先には海がある。何度も通った、いつもの道だ。
ところが目を開けても、坂は終わっていなかった。
昔住んでいた家。
高校時代の金髪。
何も浮かばない記憶。
中学時代、一緒に坂を下った彼女。
そして、鮮明な海の青。
私はただ、坂を下り続ける。
見ていないふりをしたものへ向かって。