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概要
犬には勝てなかった。けれど、犬のおかげで人生が少しだけ変わった。
大学生の俺には、金がない。
大学に通いながら、時給850円のアルバイトで何とか生活している。
そんな俺が、毎日の通学途中で気づいたことがある。
近所のオンボロアパート。
そこの住人は、外出すると飼い犬をベランダに出している。
しかも一階。
「……これ、もしかして入れるんじゃね?」
しかし、そこには一匹の犬がいた。
近づけば唸る。
さらに近づけば威嚇する。
どうする?
殴る?
いや、無理。
エアガン?
高すぎる。
だったら――
「犬と仲良くなればいいんじゃね?」
こうして始まったのは、泥棒と犬の奇妙な友情だった。
しかし、犬と仲良くなるために買った肉代すら痛い苦学生。
やがて空腹に耐えながら犬に通い続ける大学生は、思いもよらない人物と出会う。
そして数日後。
大学生は、その人物から思いもよらな
大学に通いながら、時給850円のアルバイトで何とか生活している。
そんな俺が、毎日の通学途中で気づいたことがある。
近所のオンボロアパート。
そこの住人は、外出すると飼い犬をベランダに出している。
しかも一階。
「……これ、もしかして入れるんじゃね?」
しかし、そこには一匹の犬がいた。
近づけば唸る。
さらに近づけば威嚇する。
どうする?
殴る?
いや、無理。
エアガン?
高すぎる。
だったら――
「犬と仲良くなればいいんじゃね?」
こうして始まったのは、泥棒と犬の奇妙な友情だった。
しかし、犬と仲良くなるために買った肉代すら痛い苦学生。
やがて空腹に耐えながら犬に通い続ける大学生は、思いもよらない人物と出会う。
そして数日後。
大学生は、その人物から思いもよらな
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