ここまで拝読させていただきました。壮大なSFの枠組みを借りつつも、描かれているのは現場の匂いや、割り切れない思考の揺らぎといった泥臭い手触り。都合のいい救いや安易な答えに逃げず、不条理な現実に直面したときの生々しい戸惑いが丁寧に積み上げられていると感じました。独特の語り口で紡がれる奇妙な違和感が心地よく、気づけばこの荒涼とした世界観に引きずり込まれていました。先を急がず、この重たい空気感をじっくり味わいながら読み進めたくなる作品でした。
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