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概要
魔女さんは静かに薬を作りたいだけなのに、世界の忘れものがやってくる。
五百年前、人類は一度、大きく文明を失った。
かつて人々は今より遥かに高度な技術を持ち、魔法とも科学ともつかない力を使っていたらしい。しかし、その時代に何が起きたのかを伝える記録だけが、不自然なほど世界から失われている。
現在の人々は馬車で街を行き交い、職人が道具を作り、魔法と薬を暮らしに役立てながら生活している。その一方で、森や荒野には旧文明の遺跡が残り、用途さえ分からない遺物が当たり前のように掘り出されていた。
そんな世界の、とある街の近く。
森の中で薬を作って暮らしている一人の薬師がいる。
森に住み、薬草を煮て、時々妙な色の液体を鍋いっぱいに作っているせいで、街の人々からはすっかり「森の魔女」あるいは「魔女さん」と呼ばれているが、本人としてはあくまで普通の薬師のつも
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