概要
ヴォルト侯爵家令嬢アリアは生まれつき、人の頭上に「信頼値」の数字が見える。婚約者ディートリッヒの数字は七年間ずっと「二」だった。打ち明けるたびに「気が狂っている」と否定され、それでもアリアは見えるものを記録し続けた。
晩春の婚約解消の場、アリアは七年分の記録帳をテーブルの上に置き、一言だけ言って去った。「全部、最初から見えていました」と。
辺境の町バルツォで出会った近衛騎士副団長レオン・バルツの頭上には、生涯で見たことのない「九十九」の数字が輝いていた。
晩春の婚約解消の場、アリアは七年分の記録帳をテーブルの上に置き、一言だけ言って去った。「全部、最初から見えていました」と。
辺境の町バルツォで出会った近衛騎士副団長レオン・バルツの頭上には、生涯で見たことのない「九十九」の数字が輝いていた。
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