文学少女

沙華やや子

文学少女


お昼寝をしていると


文字に追いかけられた いいえ、いいえ


貴方を追いかけていた


夢でまで創作活動するなんて、と ちょっと得意になったけど


それは なによりも貴方を追っていた


浴衣の帯が長すぎて

貴方の足が速すぎて

すがるには指が細すぎて


金のハート型したラメ 爪先から零れてく

転びそう


あたしは裸足 いつでも裸

ねえ

ねえ 裸にならなくても愛してくれますか


貴方 あたしが例えば オルゴールになったなら

もう要らない?


躰を好き それでも良い

でも

小指の先ほどだけの小人になっても、あたしのこと、愛して欲しい


切られた三日月型の爪になっても どうかあたしを愛してよ


あたしは貴方が死んでしまったら

腐っても抱き締め続け

きっと警察に捕まる


ねえ 聴いているの

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文学少女 沙華やや子 @shaka_yayako

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