概要
捨てられた俺には、捨てられたものすべてを最強にする力があった。
「久世。ハズレ職の君は、連れていけない。……悪いけど、出ていってくれ」
修学旅行の観光バスが、トンネルに入ると同時にクラスごと異世界へ召喚された。
勇者、剣聖、大魔導師、聖騎士。次々と強力な職業を授かるクラスメイトたちの中で、久世映司だけが〝回収士〟。壊れた物と、捨てられた物にしか使えない力。
ハズレ職──そう判定された映司は、その力を一度も試されないまま、クラスの中心にいた〝勇者〟が主導する多数決で追放される。渡されたのは三日分の食料と、水袋が二つ。別れを言いに来た者は、一人もいなかった。
ただ一本だけ、反対に挙がった手がある。〝聖女〟に選ばれた、幼馴染のものだ。
「私、映司くんについていくから。だって、映司くんが足手まといだなんて、有り得ないし」
送られた先は、魔力汚染で二十年前
修学旅行の観光バスが、トンネルに入ると同時にクラスごと異世界へ召喚された。
勇者、剣聖、大魔導師、聖騎士。次々と強力な職業を授かるクラスメイトたちの中で、久世映司だけが〝回収士〟。壊れた物と、捨てられた物にしか使えない力。
ハズレ職──そう判定された映司は、その力を一度も試されないまま、クラスの中心にいた〝勇者〟が主導する多数決で追放される。渡されたのは三日分の食料と、水袋が二つ。別れを言いに来た者は、一人もいなかった。
ただ一本だけ、反対に挙がった手がある。〝聖女〟に選ばれた、幼馴染のものだ。
「私、映司くんについていくから。だって、映司くんが足手まといだなんて、有り得ないし」
送られた先は、魔力汚染で二十年前