概要
渡さない。守りたいのは、たった一人の大切な先輩。
丁寧すぎるくらい丁寧で、大人しくて読書が好き。楠すずな、二十二歳。取り柄なんて特にない、と本人は思っている。
そんなすずなを後輩の雨宮紬が旅行に誘った。行き先は地図にも載っていない山奥。そこで待っていたのは、異世界へと続く一つの石碑だった。
「先輩と一緒に行きたくて」
紬の想いに巻き込まれる形で、すずなは異世界へ足を踏み入れる。ところが、帰りの鍵はまさかの使い切り。「てへぺろ」で済まされる帰宅不能の危機。
帰るためには、この世界に伝わる「試練」を乗り越えるしかない。おとぎ話をモチーフにした五つの試練は、それぞれ過酷な代償と引き換えに規格外の力を与えるという。
すずなは自分が「ただの後輩の先輩」だと思っていた。けれど紬の危機に本能で応えるたび、その手は静かに、とんでもない力を振るって
そんなすずなを後輩の雨宮紬が旅行に誘った。行き先は地図にも載っていない山奥。そこで待っていたのは、異世界へと続く一つの石碑だった。
「先輩と一緒に行きたくて」
紬の想いに巻き込まれる形で、すずなは異世界へ足を踏み入れる。ところが、帰りの鍵はまさかの使い切り。「てへぺろ」で済まされる帰宅不能の危機。
帰るためには、この世界に伝わる「試練」を乗り越えるしかない。おとぎ話をモチーフにした五つの試練は、それぞれ過酷な代償と引き換えに規格外の力を与えるという。
すずなは自分が「ただの後輩の先輩」だと思っていた。けれど紬の危機に本能で応えるたび、その手は静かに、とんでもない力を振るって
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