概要
電子は沈黙した。だから、魂で動く機械だけが戦えた。
2070年、7月2日。
建国記念日を控えた八洲民主共和国の首都上空に、直径2kmの巨大浮遊物体が現れた。
強烈な電波障害によって最新兵器がことごとく沈黙し、空から放たれたレーザーが街を焼き払う中、軍需技術者の葉加瀬銀太は、娘の紬が向かった広場が壊滅したことを知る。
軍の拘束を振り切り、銀太が身を投じたのは開発局の奥深く。そこに眠っていたのは、自身が手作業で組み上げた全高2.5mの可変からくり甲冑——『ムラサメ』だった。
愛煙する復刻煙草『敷島』の紫煙を呑み込み、銀太は青き甲冑を身に纏い、地獄と化した街へと飛び出す。
降り注ぐポッドから現れたのは、人間と瓜二つの顔を持つ「銀の宇宙服の侵略者」。
人間サイズのからくり甲冑となったムラサメは、瓦礫の路地裏で敵の射撃をからくり傘で弾き、実体剣を振
建国記念日を控えた八洲民主共和国の首都上空に、直径2kmの巨大浮遊物体が現れた。
強烈な電波障害によって最新兵器がことごとく沈黙し、空から放たれたレーザーが街を焼き払う中、軍需技術者の葉加瀬銀太は、娘の紬が向かった広場が壊滅したことを知る。
軍の拘束を振り切り、銀太が身を投じたのは開発局の奥深く。そこに眠っていたのは、自身が手作業で組み上げた全高2.5mの可変からくり甲冑——『ムラサメ』だった。
愛煙する復刻煙草『敷島』の紫煙を呑み込み、銀太は青き甲冑を身に纏い、地獄と化した街へと飛び出す。
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人間サイズのからくり甲冑となったムラサメは、瓦礫の路地裏で敵の射撃をからくり傘で弾き、実体剣を振
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