概要
「酷い構えだ。クラゲか」「うれしい、もっと……!」いや罵倒だが
「酷い構えだ。クラゲか。肘が浮いてる。肩が上がって頭を越えそうだ。泳いだ剣先が溺れてる。呼吸は赤ん坊にさえ劣る」
悪口のつもりだった。だが落ちこぼれ令嬢は、剣を取り落として笑った。
「今、わたしのこと……ちゃんと、見てくださいましたよね……? うれしい、もっと……!」
魔人七十八体を単独撃破、通り名【単騎】。かつて最強と呼ばれた俺は今、四尺に満たない幼女だ。
「女にしか倒せない」――そう看破した無敵の魔人に吠え面をかかせてやるつもりで、呪具の力で性転換して挑み、逆に叩き潰された。力を吸われ、尊厳を砕かれ、「殺すより生かした方が面白い」と嗤われて僻地送り。仇を討ちたくても、俺には剣すら握れない。
暇つぶしに始めたのが、落ちこぼれ令嬢どものダメ出しだった。
討伐数ゼロ。十八
悪口のつもりだった。だが落ちこぼれ令嬢は、剣を取り落として笑った。
「今、わたしのこと……ちゃんと、見てくださいましたよね……? うれしい、もっと……!」
魔人七十八体を単独撃破、通り名【単騎】。かつて最強と呼ばれた俺は今、四尺に満たない幼女だ。
「女にしか倒せない」――そう看破した無敵の魔人に吠え面をかかせてやるつもりで、呪具の力で性転換して挑み、逆に叩き潰された。力を吸われ、尊厳を砕かれ、「殺すより生かした方が面白い」と嗤われて僻地送り。仇を討ちたくても、俺には剣すら握れない。
暇つぶしに始めたのが、落ちこぼれ令嬢どものダメ出しだった。
討伐数ゼロ。十八
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