概要
誰もが知る『竹取物語』は、本当にただのお伽話だったのか
もし、かぐや姫が実在したとしたら。
そこには、遥か彼方の「月」を信仰し、月にまつわる古い祭祀を代々受け継いできた、一族の血脈があったのではないか。
――この物語は、そんな一つの「空想」から始まった。
舞台は延暦十九年。
富士の山が灰を降らせ、平安の都がいまだ混乱の中にあった時代。朝廷は、「民を安心させる何か」を求め始めていた。
その頃、新羅の海辺の村では、月の祭祀を受け継ぐ少女・香弥が、古くから一族に伝わる秘密に触れようとしていた。
都と海。
朝廷と古い信仰。
遠く離れた二つの場所で始まった出来事が、やがて「かぐや姫」という一つの物語へと繋がっていく。
古代の記録、今に残る神話、そして当時の人々の暮らし。
それらを忠実に再現するのではなく、「誠実に」読み解き、ひとつの物語へ
そこには、遥か彼方の「月」を信仰し、月にまつわる古い祭祀を代々受け継いできた、一族の血脈があったのではないか。
――この物語は、そんな一つの「空想」から始まった。
舞台は延暦十九年。
富士の山が灰を降らせ、平安の都がいまだ混乱の中にあった時代。朝廷は、「民を安心させる何か」を求め始めていた。
その頃、新羅の海辺の村では、月の祭祀を受け継ぐ少女・香弥が、古くから一族に伝わる秘密に触れようとしていた。
都と海。
朝廷と古い信仰。
遠く離れた二つの場所で始まった出来事が、やがて「かぐや姫」という一つの物語へと繋がっていく。
古代の記録、今に残る神話、そして当時の人々の暮らし。
それらを忠実に再現するのではなく、「誠実に」読み解き、ひとつの物語へ
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!竹取物語の裏側、、、教科書に載ってたら食いついて読む!笑
富士の噴火に揺れる平安京から始まり、やがて「月の巫女」を巡って倭と新羅、二つの物語が近づいていく構成に惹き込まれました!
特に魅力的なのは、後世の『竹取物語』を思わせる要素が、実在する人々の営みや噂、交易の中から少しずつ形作られていく点です。
書の才能を開花させる香弥と、娘を愛しながらその才を恐れる泰民の親子関係も印象的。黄餅を喜ぶ少女らしさがあるからこそ、月の巫女として神秘化されていく香弥が切なく映ります。
四年後、村には武角や官人の思惑が入り込み、平穏にも亀裂が生じ始めました。対馬を接点に二つの物語が交わりそうな今、続きが非常に気になります!