概要
拾った小石が420万円。消えたドロップは、俺だけが拾える。
ダンジョン出現から十二年。探索者が子供の憧れの職業になった現代日本で、楠木拾(くすのき・ひろう)二十二歳の
スキルは【ピックアップ:落ちているものを拾うことができる】──誰でもできる、史上最弱の判定だった。
探索者になれなかった拾は、妹の学費のため、深夜のダンジョン清掃バイトを四年続けている。時給千四百円。
入学金の期限まであと一週間の夜、スキルが真価を解放する。
討伐のたびに消えていく「ドロップの残滓」。本来この世から失われるはずの素材・スキル片・経験値の欠片が、世
界で拾ひとりだけ、拾えるようになった。
拾った小石の査定額、四百二十万円。
さらに、たまたま映り込んだ救助劇が同接五十万でバズり、妹が勝手に開設したチャンネル『ひろいやTV』で、拾は
「顔の映らない謎の拾い屋」として
スキルは【ピックアップ:落ちているものを拾うことができる】──誰でもできる、史上最弱の判定だった。
探索者になれなかった拾は、妹の学費のため、深夜のダンジョン清掃バイトを四年続けている。時給千四百円。
入学金の期限まであと一週間の夜、スキルが真価を解放する。
討伐のたびに消えていく「ドロップの残滓」。本来この世から失われるはずの素材・スキル片・経験値の欠片が、世
界で拾ひとりだけ、拾えるようになった。
拾った小石の査定額、四百二十万円。
さらに、たまたま映り込んだ救助劇が同接五十万でバズり、妹が勝手に開設したチャンネル『ひろいやTV』で、拾は
「顔の映らない謎の拾い屋」として
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