すみません。また同じ感想からいかせてもらいます。本当に、高校生さんですか?独特の想像力と筆力で描かれる世界が素晴らしい。夕立時の空をゆうゆうと泳ぐ白鯨の姿がありありと思い浮かびます。空を見上げれば白鯨は空を齧り、涙を流している——。唯一無二とも言える作風でしょう。未読の方はぜひ手に取って、この不思議な魅力のある幻想的な光景を思い浮かべ、舌を巻いてください。
夕立の空に現れる幻想的な情景は、ただ美しいだけでは終わりません。優雅に空を泳ぐ姿と、色を濁らせて地を這うように進む姿。その落差がどこから来るのかを追いかけるうちに、幼い語り手の視点へそっと引き込まれていきます。「見え方が変わる」という一点だけで、最後まで読ませる力を持った作品です。
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