概要
その少女は、滅びた世界で最初に「悔しい」と泣いた。
かつて世界は、恐怖と諦めに濁った魔力の獣によって一度滅びた。
だが、長い時を経た旧魔導文明の廃施設で、一人のホムンクルスの少女が目を覚ます。
施設にいたのは、最後まで未来を諦めなかった名もなき騎士の骸。
少女は夢の中で、騎士の勇気と涙、そして敗北を見ていた。
ゆえに少女は、悔し涙を流す。
誰かが生きることを諦める世界が、騎士が負けてしまったことが、悔しかったから。
そうして世界が滅びたあとの、遥か未来で。
人の勇気を受け継いだ少女は、終わったはずの世界へ歩き出す。
だって少女は、人が好きだったから。
頑張ります!
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