概要
その廃棄袋、まだ生きてる
戦えない。治せない。配信もしない。
灰崎佑の仕事は、探索者たちが帰ったあとのダンジョン現場を片づけること。
現場では、後始末屋、片付け屋、ゴミ拾いと呼ばれている。
持っているのは、ハズレスキル【仕分け】
端末が「これは何か」を見るなら、灰崎の【仕分け】は「これは今どこへ回すべきか」を見る。
ある日、大手クラン《黎明の剣》の配信画面の下端で、灰崎は黒い廃棄袋を止めた。
端末は【廃棄可】
けれど、灰崎の視界には『廃棄不可』の札が下がっている。
廃棄袋の中から見つかったのは、ひび割れた自動救命タグ。
そして、瓦礫の下に残された新人用の手袋だった。
誰も見ていなかった後始末屋の手元が、配信アーカイブに残っていた。
その日から、灰崎の【仕分け】ログは、大手クランの“
灰崎佑の仕事は、探索者たちが帰ったあとのダンジョン現場を片づけること。
現場では、後始末屋、片付け屋、ゴミ拾いと呼ばれている。
持っているのは、ハズレスキル【仕分け】
端末が「これは何か」を見るなら、灰崎の【仕分け】は「これは今どこへ回すべきか」を見る。
ある日、大手クラン《黎明の剣》の配信画面の下端で、灰崎は黒い廃棄袋を止めた。
端末は【廃棄可】
けれど、灰崎の視界には『廃棄不可』の札が下がっている。
廃棄袋の中から見つかったのは、ひび割れた自動救命タグ。
そして、瓦礫の下に残された新人用の手袋だった。
誰も見ていなかった後始末屋の手元が、配信アーカイブに残っていた。
その日から、灰崎の【仕分け】ログは、大手クランの“
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