バケツで水を被るというコミカル一歩手前の「除霊」から始まりながら、後半に向けて一気に温度が下がり、湿度の高い恐怖へと変貌していく構成が見事です。「幽霊は君のそばにいない……君のそばには」という言葉の真意が明かされた瞬間の鳥肌、そしてインドアな少年が怪異の連鎖に巻き込まれていく幕切れに、ゾクリとする心地よい余韻が残る傑作です。
もっと見る