概要
その無双を、世界は覚えていない。──ただ一人を除いて。
消防士として人を助けて死んだ俺は、女神のミスで「規格外の力」ごと異世界に転生した。
ただし、この力には管理コストがある。
──行使するたび、世界の記憶と記録から「俺」が消えていく。
昨日助けた隊商は、今朝の俺を知らない。ギルドの登録簿から、名前が霞んで消える。功績だけが残り、「名も無き英雄」の伝説だけが勝手に膨らんでいく。
まあいい。どうせ忘れられるなら、しがらみゼロで派手に助けるだけだ。
そう割り切っていた俺の前に、一人の少女が現れる。
「──あなた、昨日の人でしょう」
何ひとつ忘れられない呪いを持つ少女ミオナ。世界でただ一人、俺を覚えていられる彼女は、こう言った。
「私が、あなたの記録係になります」
忘れられていく最強と、忘れられない少女の、誰も知らない英雄譚が始まる。
ただし、この力には管理コストがある。
──行使するたび、世界の記憶と記録から「俺」が消えていく。
昨日助けた隊商は、今朝の俺を知らない。ギルドの登録簿から、名前が霞んで消える。功績だけが残り、「名も無き英雄」の伝説だけが勝手に膨らんでいく。
まあいい。どうせ忘れられるなら、しがらみゼロで派手に助けるだけだ。
そう割り切っていた俺の前に、一人の少女が現れる。
「──あなた、昨日の人でしょう」
何ひとつ忘れられない呪いを持つ少女ミオナ。世界でただ一人、俺を覚えていられる彼女は、こう言った。
「私が、あなたの記録係になります」
忘れられていく最強と、忘れられない少女の、誰も知らない英雄譚が始まる。
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