概要
妹よ、婚約者は差し上げます。私は仔狐溢れる辺境で魔王様に溺愛されるので
王都の結界を支える巫女エラは、命を削る過酷な実務を「座っているだけでずるい」と義妹セリナに蔑まれ、その座と婚約者を同時に奪われてしまいます。エラが「呪われた地」とされるケイル辺境伯のもとへ降嫁すると、そこは恐ろしい噂とは裏腹に、精霊「銀雪の仔狐」が溢れる幸福な楽園でした。一方、エラという唯一の支柱を失った王都は、水の汚染や魔物の侵入によって崩壊し、ついに魔王が覚醒します。泥まみれで救援を乞いに来た妹たちに対し、エラは「後悔したってもう遅い」と拒絶を突きつけ、仔狐たちと共に圧倒的な力で魔王を浄化します。最終的に、エラは辺境伯と結ばれて真の幸せを掴み、妹は自分が「ずるい」と望んだ聖域での過酷な労働に一生縛られるという、皮肉な末路を辿ることに。
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