概要
あの子、竜だった。
※このお話には、トゲトゲした虫(幼虫やさなぎ)が少しだけ登場します。でも、読み終わる頃には、きっと彼らが違った姿に見えるはず……!ある日男の子は、公園の片隅でトゲトゲしたへんな虫を見つけます。怖がっていると、どこからか語りかけてくる、不思議な声が。「ねえ、知ってる? あの花の奥にいる、あの蝶。実はね……」 その声に導かれるように虫を観察していると、ある夜、蛹が「ぱちん」と弾けます。現れたのは、ただの蝶ではなく、月夜に銀の鎧を光らせて空を舞う「黒い竜」の姿でした。 身近な庭の草むらが、一瞬にして誰も知らない「秘密の世界」の入り口へと変わる、驚きに満ちたファンタジー。