概要
桜が咲くまでの三百六十五日。余命一年の君と、俺が紡ぐ最後の恋。
学校一の秀才でツンデレな水瀬律(みなせ りつ)には、誰にも言えない秘密がある。それは、いつも突拍子もない行動で周囲を和ませる、ド天然なクラスメイト・柊陽太(ひいらぎ ようた)と付き合っていること。「律、今日も世界で一番好きだよ!」「廊下で大声で言うなバカ!……ほら、早く行くぞ」呆れながらも、陽太に愛される毎日は律のすべてだった。――あの日、最高の笑顔を浮かべた陽太が、夏祭りの人混みで倒れるまでは。医者から告げられたのは、残酷な『余命一年』の宣告。頭が真っ白になり、涙を流す律の横で、当の陽太はいつも通りふんわりと笑っていた。「困ったなぁ。律を一人にしちゃうね」自分が死ぬことすら他人事のように受け入れる陽太を見て、律は激しい後悔に襲われる。(どうして俺は、もっと優しくしなかったんだろう。あんなに
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