概要
「人生を諦めかけている全ての人へ」
物価高、就職難、就職問題――。
先の見えない時代の中で、多くの若者たちは夢や希望を失いかけていた。
楠木学園大学の学園祭実行委員長・香坂と副委員長・小豆沢もまた、その一人だった。
大学最大のイベントである学園祭を成功させるため奔走する二人。しかし、彼らの前に立ちはだかったのは予算削減や人手不足だけではなかった。
大学執行部、学生支援課、財務課、理事会、スポンサー企業――。
「安全管理」「経営合理化」という名目のもと、学生たちの挑戦は次々と封じられていく。
さらに実行委員会内部でも、就職活動のため大学側に従う者、理想を貫こうとする者、出世や評価を優先する者など、それぞれの思惑がぶつかり合い、組織は分裂の危機を迎える。
やがて香坂は知る。
敵は大学そのものではない。
巨大組織の中で保身を優先す
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