笑い話として面白いだけではなく、語り手である作者様のお人柄がすごく現れた掌編だと感じました。「私は興味なかったけど」を何度も強調するあたりとか。彩佳の指の隙間から光る目を見逃さない観察眼とか。最後に自分のチラリズム失敗談で締めるあたり、とか。日々の生活の中で起こるちょっとした事件を「あったあった、そういうこと!」という懐かしさと愛嬌に変換するのがお上手!だと思いました。黒歴史なのに妙に温かいそんな印象の掌編でした。中学校の教室の空気を思い出してしまいました。
もっと見る