聖と俗、文学とサブカルチャー、それらが美しき混沌の渦となりながら、薫り高い詩情を放っている。作者は高名な歌人であるが、こうして応募された作品には、並々ならぬ野心と、瑞々しい好奇心が窺えて、その熱意に胸を打たれる。読者は一読、この刺激あふれる10首に、面食らうかもしれないが、こころゆくまで堪能すればいいのだろう。最後に、本作を象徴するユーモアとアイロニーが交錯する1首を紹介しておく。たましひは矛盾のうつは あのちゃんに賭くるほかなき時代《みよ》にしあれば【レビューコンテスト応募】
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