概要
異端となることが、世界を救う手段だった──。
『蒼騎士』──それは、聖なる力を宿し、教会から叙任された騎士の中の騎士。十八歳のサルロ・ファージは、宿願だった叙任直後、重い特命を言い渡される。
「千年前に散逸した『魔王の亡骸』を、回収せよ。さもなくば、魔王は復活する」
魔王の亡骸は、その身に宿る魔を解放しつつある。放っておけば、魔王は再臨する。そうでなくとも、既に魔物は力を増している。放置は許されない。サルロは、親友ガリヤ・ダベルと共に、魔王封印のため果てしなき旅に出る。
だが、サルロには聖なる『蒼炎』と同時に、忌むべき力が宿っていた。かつて魔王とその配下が使っていた、『黒炎』だ。教会が己を異端として破門しないのは、利用価値があるから。それを自覚して猶、彼は自身を民草の盾として規定する。
これは、異端となりながらも魔王を完
「千年前に散逸した『魔王の亡骸』を、回収せよ。さもなくば、魔王は復活する」
魔王の亡骸は、その身に宿る魔を解放しつつある。放っておけば、魔王は再臨する。そうでなくとも、既に魔物は力を増している。放置は許されない。サルロは、親友ガリヤ・ダベルと共に、魔王封印のため果てしなき旅に出る。
だが、サルロには聖なる『蒼炎』と同時に、忌むべき力が宿っていた。かつて魔王とその配下が使っていた、『黒炎』だ。教会が己を異端として破門しないのは、利用価値があるから。それを自覚して猶、彼は自身を民草の盾として規定する。
これは、異端となりながらも魔王を完
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