概要
その手は冷徹な主従の境界線を、静かに壊していく。
十八歳のシエラが働くのは、冷徹と恐れられる二十八歳の若き公爵・レナードの屋敷。身分も年齢も違う二人の世界は交わるはずがなかった。しかし、シエラが作った一杯のスープが、孤独な公爵の頑なな心を溶かしていく。「お前の場所は、私の腕の中だけだ」主人としての立場を崩さなかったレナードの執着が暴かれ、シエラは平穏な日々を失っていく。甘く、切なく、少しだけ強引な、十歳差の身分差ロマンス。
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