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概要
たとえ泡沫と消えようと。
水の神をまつる夜戸世洲(やとせしま)。洲の王は先代から、神の怒り『水つ禍(みつまが)』を受け、身体がだんだんすきとおり、消えるという運命にある。王が水つ禍を受けたころから、臣下が勝手な振る舞いを始め、各地で反乱や蜂起が起こり、洲は混乱の様相を呈していた。
水つ禍を継ぎ、余命四年となった夜戸世の若き王、瀰中(みなか)は、重臣の助言により、高位の巫女を后として迎え、みずからの延命をはかることを決める。
そして婚礼の夜、瀰中の手にふれた巫女は言う。
「御身が宿しておられますのは、水つ禍ではございませぬ。それは、魚つ咎にございます」
『魚つ咎(なつとが)』とは神の怒りではなく、ひとがかける呪いであった。
呪われた王と巫女たる后。惹かれ合うふたりが運命に抗う、和風ロマンスダークファンタジー。
*残
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