概要
お金で買えるけど、何にも代えれない一万三千円の命で……私達は生きていく
「じゃあ、もし。もし、人の命に値段をつけるなら……柊さんは、どのくらいの値をつけるの」
春はほとんど失踪していて、冬から夏に移り変わるような。
それでいて、部活帰り橙色に染まる帰り道には、まだ春の香りだけがわずかにあるような。そんな、六月のある日のことだ。
“私”が、人間一人につけられる値段を知ったのは。
春はほとんど失踪していて、冬から夏に移り変わるような。
それでいて、部活帰り橙色に染まる帰り道には、まだ春の香りだけがわずかにあるような。そんな、六月のある日のことだ。
“私”が、人間一人につけられる値段を知ったのは。
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