概要
〖百合〗彼女はポテトを食べながら、世界と私をほどいていく。
ピクルス抜きのはずのチーズバーガーに、
ピクルスが一枚残っていた。
月代茉白は、それを店員に言わなかった。
自分で抜いて、紙ナプキンの上に置いた。
向かいに座る西院雛菊は、静かに言う。
「言うてもええんやで」
放課後のファストフード店。
冷めたポテト。
レシートの印字。
溶けていくコーラの氷。
呼ばれない番号札。
蛍光灯の小さな音。
小さな違和感から、彼女は社会の仕組みをほどいていく。
でもこれは、思想の話だけではない。
雛菊の言葉はいつも、
世界の話をしているふりをして、
茉白の内側に触れてくる。
小指三ミリ分の距離から始まる、
放課後の思想百合。
ピクルスが一枚残っていた。
月代茉白は、それを店員に言わなかった。
自分で抜いて、紙ナプキンの上に置いた。
向かいに座る西院雛菊は、静かに言う。
「言うてもええんやで」
放課後のファストフード店。
冷めたポテト。
レシートの印字。
溶けていくコーラの氷。
呼ばれない番号札。
蛍光灯の小さな音。
小さな違和感から、彼女は社会の仕組みをほどいていく。
でもこれは、思想の話だけではない。
雛菊の言葉はいつも、
世界の話をしているふりをして、
茉白の内側に触れてくる。
小指三ミリ分の距離から始まる、
放課後の思想百合。
少しでも、この物語の空気を好きになっていただけたなら嬉しいです。
いつも応援ありがとうございます。
いつも応援ありがとうございます。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?