読み聞かせの場面から始まり、童話、本屋、図書館といった身近な場所を通して、主人公の心の揺れが丁寧に描かれている作品です。「シンデレラ」をきっかけに、夢を諦めた自分や、誰かが先に進んでいくことへの複雑な感情が少しずつ浮かび上がってくる流れが印象的でした。派手な事件はありませんが、言葉の選び方や日常描写に静かな余韻があります。本や童話が好きな方、静かに心へ残る短編が好きな方におすすめです。
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