概要
永遠なる和の穂
右手の「地球」を力強く握りしめる。「俺はもう、自分の中の虚無(ゼロ)を恐れない。そこには常に、家族というプラスの光が差し込んでいたんだ。格差も貧困も、この『生きる勇気』で上書きしていくよ」めぐみが、二人の手を繋ぐ「三人目」として、柔らかな微笑みを浮かべる。「みんなで囲む『星々の食卓』を、現実の世界にも広げましょう。動植物も、虫たちも、亡くなったあの人も……みんな、この食卓の家族なんだから」第二章:ノーサイドの鐘突如、宇宙の深淵から重厚な響きが聞こえてきた。それは、この宇宙という生命体が鳴らす「ノーサイド」の鐘の音だった。涼子の吐息が、洋館の障子の隙間を通り抜け、外の世界へと溢れ出す。