概要
休むことを忘れた夜に、猫は丸く眠る
名前を持たない三人の少女は、時を告げるのをやめた時計塔の下で、丸く眠る猫と出会う。世界に開きすぎて冷えてしまった心を、どうすれば守れるのか。銀の小箱、空っぽの中身、白い息、そして小さな寝息。猫の姿をまねるうちに、少女たちは逃げるためではなく、目覚めるために丸くなることを知っていく。やさしい童話の形を借りて、休むことを許せない大人の胸にも静かに届く物語。
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