概要
見ていたのは、ずっと自分だった。
歩き方も、言葉も、SNSの投稿も、飼い猫でさえも——田中さくらは、いつからかすべてを「どう見られるか」で選んできた。
ある朝、電車が急停止した。咄嗟に隣の人の腕を掴んで、なんとか踏みとどまる。顔を上げると、誰も見ていなかった。
それからさくらは、少しずつ試すようになる。躓いても、割り込んでも、誰も見ていない。ずっと意識してきた視線は、どこにあったのか。
夜、風呂上がりに部屋を歩いていて、さくらは気づく。カーテンは閉まっている。誰もいない。それなのに、背筋が伸びていた。
ある朝、電車が急停止した。咄嗟に隣の人の腕を掴んで、なんとか踏みとどまる。顔を上げると、誰も見ていなかった。
それからさくらは、少しずつ試すようになる。躓いても、割り込んでも、誰も見ていない。ずっと意識してきた視線は、どこにあったのか。
夜、風呂上がりに部屋を歩いていて、さくらは気づく。カーテンは閉まっている。誰もいない。それなのに、背筋が伸びていた。
執筆の糧として使わせていただきます。
ときどき野菜やプロテインにも変換される予定です。