概要
俺にはお前みたいな”夢”は——まだ、ない
——明日は、絶対に晴れるの。
飛行機雲を見上げて、彼女はそう言い切った。
翌日、土砂降りの待ち合わせ場所に彼女はいなかった。
残された彼は、夢を追いかけて去った背中を、自分なりに追いかけ始めた。
——消えるな、その飛行機雲。
お前に、続いてんだろ。
飛行機雲を見上げて、彼女はそう言い切った。
翌日、土砂降りの待ち合わせ場所に彼女はいなかった。
残された彼は、夢を追いかけて去った背中を、自分なりに追いかけ始めた。
——消えるな、その飛行機雲。
お前に、続いてんだろ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!登場人物たちの幸運を祈りたくなるお話。
『夢』……というのが大仰であれば『目標』とも言い換えられますが、それって人間が生きていく上で必須なんじゃないかと思っています。その『目標』によりかかったり、逆に足元をすくわれたりしながら進むのが『人生』というものなんじゃないか、と。
持論からスタートしてしまいましたが、この作品は『人生』というものの切り取り方や、その断面が非常に見やすい親切設計になっています。やっぱり本気で『目標』を目指す『目標ガチ勢』は、言動も『思い立ったが吉日』で『臨機応変』なものですよね。
カクヨム登録時のことを思い出させていただけるような、爽やかな作品です(^ω^) - ★★★ Excellent!!!「明日は絶対に晴れる」――土砂降りの日に消えた君と、飛行機雲の約束。
「明日は絶対に晴れる」。
そう笑顔で言い切った翌日の土砂降りの待ち合わせ場所に、彼女の姿はありませんでした。
川沿いの土手で真っ白な飛行機雲を見上げながら、淡い友情以上の絆で結ばれていた誠也と祥。しかし、祥は被服を学ぶという自身の夢を叶えるため、誠也に何も告げずに突然海外へ留学してしまいます。
残された誠也が抱える行き場のない喪失感と、時を経て再び交差する二人の夢の行方を繊細な筆致で描いた、切なくも美しい青春ストーリーです。
日常の何気ない風景である「飛行機雲」を、二人の距離感や別れの予感、そして未来へと続く希望のメタファーとして鮮やかに描き出している点に深く心を打たれます!
突然…続きを読む