数学のテストで赤点を取ってしまった主人公と、そんな彼女をからかいながらも放課後のハンバーガーショップに付き合ってくれる同級生のトシヤ。
コーヒーとバニラシェイクを挟んで繰り広げられる、遠慮のない軽快な言い合いの中に、言葉にならない「ホントに伝えたいこと」が隠されています。近すぎる距離ゆえに素直になれない、もどかしい青春の1ページを切り取ったショートストーリーです。
本作の最大の魅力は、二人の自然体でテンポの良い掛け合いから滲み出る「甘酸っぱい空気感」です!
赤点をからかいながらもコーヒーを奢ってくれるトシヤの不器用な優しさと、それに憎まれ口を叩きつつも嬉しさを隠しきれない主人公の姿に、読んでいるこちらの口角まで上がってしまいます。日常の何気ない会話の中に隠された、照れ隠しとほんの少しの恋心。
短いからこそ余韻がスッと胸に落ちる、爽やかな読後感を味わいたい方に全力でおすすめしたい珠玉の青春ラブコメディです!