概要
比喩は―新たなる、人間の体験の可能性なのです
幻想怪奇作家、籠鯉幽禍の元には、奇妙で美しい事件と怪奇が度々舞い降りる。
あくる日、彼はいつものように―自室の畳の上で溶けていた時、友人の推理小説家兼詩人、加治川四季が訪れる。
なんでも、数年後に突如現れた誠に奇妙な手紙が現れ、ただの”溺死”だった事件を変えてしまったのだと言う。
籠鯉はその手紙の”体験”、そして事件の奥に眠る真相ではない―想いを、過去を、全てを……そのままに。解釈を行う。
誘われ、誘う。そして言葉と体験。
金魚と水死体、和庭園と行方不明、繰り返される自死と花、そして―最もよく知る、知らない”君”の解釈。
―さぁ参りましょう、共に。その誘いへ。
これは新たなる、少し奇妙で幻想的な推理―”解釈”の物語。
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【登場人物】
主人公・籠鯉