スマホが震えるたびに跳ね上がる心臓、1円にもならない試用テストに注ぎ込んだ魂。客観的な不安を、プロとしての矜持で「期待」へと塗り替えていく主人公の姿は、創作に携わる全ての人の鏡です。瓶覗(カミノゾキ)色の夜が明けるとき、報われるべき努力がそこにあると信じさせてくれる一編です。
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