まず、タイトル「太陽神」がカッコイイ。それぞれの短歌に、北極星、天球、風、神殿という、イマジネーションを刺激する言葉がちりばめられていて、詩情豊かな短歌集になっています。現代と過去を往還するような、文語調の格調高い作品。どの歌も優れていますが、特に2首目が出色でしたので、紹介します。牛の眼は闇(くら)い天球 我というひとのちいさき影は浮かびてなお、アブシンベル神殿は、ナイル川西岸の巨大な岩窟神殿(世界遺産)です。
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