概要
あなたも、いくらが好きですわよね?
焼き鮭が大好きな、ごく普通の高校生、佐久間 優。彼女にとって、いくらという存在は食べ物と認められないもの。
けれど、親友でありお嬢様の倉町 圭は対照的。
いくらを愛し、いくら丼に取りつかれていると言っても良いぐらい。
そんな親友に降りかかる身内の訃報。
その日から、いや、その前から、不穏な気配はあったのかもしれない。
けれど、親友でありお嬢様の倉町 圭は対照的。
いくらを愛し、いくら丼に取りつかれていると言っても良いぐらい。
そんな親友に降りかかる身内の訃報。
その日から、いや、その前から、不穏な気配はあったのかもしれない。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!はいよ、いくら帝国お待ちどうさま
いくら好きも、そうでない方も楽しめる。まさにいくらに溺れるための作品です。
主人公の親友が、あの手この手でいくらを好きになってもらおうと奮闘する様子が描かれています。
二人の仲睦まじい様子に差し込まれる狂気が、自然と読み手を引きずり込んでくれます。
中でも特にいくらの描写がリアルで、それらが弾ける様子や質感を余すことなく表現していて素晴らしいと感じました。
真相が明らかになる後半部分では、二人のやり取りや心理描写が妙に背徳的でゾクゾクしてしまいます。
読み終える頃には、タッパーに詰められたいくらの美しさと尊さ、そしていくらが人生に欠かせない存在であるかを再認識することでしょう。
その頃には、…続きを読む