老人ホームを舞台にした、ユーモアと愛情に満ちた短編。お祖母ちゃんの意外な発想力と遊び心に思わずクスリと笑ってしまう。最初は義務感で足を運んでいた主人公の心境変化が自然に描かれ、家族の絆を改めて考えさせられる作品。何気ない日常の中にある小さな発見や喜びを、温かい筆致で丁寧に描いている。読後感がとても爽やかで、誰かに話したくなるような心地良いエピソード。家族との時間を大切にしたくなる、優しい気持ちになれる一作
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