遺言とはつまり、死ぬ前の言葉

推察が捗りますね。
その最後の一文に至るまでの壮大な前振り、そしてその一文によってすべてが始まるような感覚、実にお見事と言えるでしょう。
まさに、賢い文章は賢い人にしか書けないという例だとも言えるでしょう。

この遺言をどのような思いで書き綴ったのか。
そして、その遺言をどのような思いで封じたのか。
読まれた後のことをどう考えているのか。

ところで、この作品のカテゴリは「ホラー」ですね……?
それはつまり……。

読了後の考察がいつまでも楽しい一作品でした。
是非ともお読みいただき、同じような読了感を体感してみてください。

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