概要
政略と陰謀の果て。小さく咲いた女の徒花。
トラーパニの港町を治めるキエッリーニ家。
その当主代行を務めるのは、若くして夫を失った未亡人アウグスタだった。
十四年前の災厄で街は焼かれ、多くの命が失われた。まだ彼女は二十歳でしかなかった。
それでも彼女は立ち続ける。
母として、領主として、そして一人の女として。
交易、議会、霊核市場。
剣ではなく理と交渉で街を支えるアウグスタの傍らには、亡き夫の騎士だった男、アントニオがいる。
やがて育つ子供たち。
変わりゆく街。
そして絡み合う人々の思惑。
これは、港町トラーパニとキエッリーニ家を守り続けた、一人の女の物語。
ハーメルン様、小説家になろう様にも投稿しております。
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