【1分で読める創作小説2025】あなたの幸せのためならなんでもできる【約1000字】

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（87文字）

突然、男の子から告白された女の子の葛藤のお話。

1000字という短さにもかかわらず、読後には心地よい清々しさがありました。

今の時代、好きという気持ちも、相手を想う方法も千差万別。そんな中で「これが私の道だ」と信じて選んだ彼女を、なんだか応援したくなりました。

読みやすくておすすめです。
おもしろかったです。

会社の後輩の女の子。
嵐の櫻井翔くんのファンである。
翔くんが個展を開くと言う。
個展😓
その時点で謎。
後輩は、その個展を見に名古屋へ行った。
そして、翌月、同じ個展を見に仙台へ行った。
はて🤔
名古屋と仙台は、展示が違ったの？
そう尋ねると、
同じだったらしい。
なぜ、そんな同じ展示を見に行くの？
すると、彼女は言った。
テレビニュースとかで、翔くんの個展が何人動員がありましたって報道されるとき、その動員数の1人として貢献したい！
😳！
そのとき、わたしは衝撃を受けた。
そんな、愛があるのか！

このお作品。
また、新たな愛の形を見た。
恋なんて、基本はエゴ。
自分の幸せを1番に考えるも…続きを読む

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（288文字）

告白シーンの鮮烈さと主人公の感情の爆発が見事に描かれていらっしゃるように感じました。

嫉妬と友情、恋心と自己犠牲が複雑に絡み合った結果としての裏庭での吐露が胸に迫ります。
切ない。切ない。
どうして恋はいつも切ないのでしょう。

ういちゃんも辛い。玲子も辛い。
告白してきた男の子も、きっと辛い。

心理描写の深さとテンポの良い語り口が抜群に素敵です。

すごく素敵な作品！
百合の花が、ひそやかにいっぱい咲いています。

【追伸】
先ほど、作者様のお勧め通り、男子生徒側も読ませていただきました。男子生徒側を読むことをお勧めいたします。理解が深まるかも。

出来れば1000文字以上でお読みしたかった

でも、1000文字だからこそ、激しい感情、揺れ動くそれが表現できていたとも思えます

のっけから驚く展開、男子生徒からの告白

そこからさらに二転、三転

主人公の心の激しい揺れ動きを追体験した気持ちになったラストでした