概要

「俺の物語は、虫に喰われて、俺自身を喰らった。」
海辺の家に住む売れない作家・夏目枕流。

創作の糧となる静かな波音と青い水平線に囲まれた日々は、一匹の羽アリによって崩れ始める。

それはただの虫ではなかった。

耳の奥で蠢き、身体の内側へと侵入するその存在は、やがて枕流の精神をも蝕んでいく。

海鳴りが囁くのは、死か、それとも物語の終焉か。
  • 完結済1
  • 1,462文字
  • 更新
  • @kaginoo8

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