或るPeach

鰐野メムコ

或るPeach

内核が何℃なのかは知らないが君の豊かな自然が好きだ


考えるたとえば高く飛び上がる君のそばにはマットがあるか


髪の毛を人に洗ってもらうため王様になることを検討


なにひとつきれいな缶にしまえないくせに君からもらってしまう


観覧車のスケスケさにあっさりと黙らされたしやっぱ生きたい


崩れゆくことは予想がつくけれどやりっぱなしの大きなお城


脳縮むうるせえうるせえ死んでやる靴下の犬いじわるな笑み


私だけ息が苦しい場の予感飛び交う声の狭間には虫


くまちゃんに布団をかける優しさを君に持ち寄る僕を許して


How deep is your love? と問う口の小憎らしさに祈ったりする

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

或るPeach 鰐野メムコ @Hmy_12

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画