文章が、風景が美しいです。そしてその言葉で編み出される人生についての内容が、するっと入って来る。いや、入って来てはいけない。そんな葛藤を呼び覚まされる心地良さがあります。
私たち人間は日々生きるために他の命を頂いています。食事ひとつとっても、食材となるお野菜やお肉、生活する上で害虫がいれば手を下し、そうして生きていくのです。この物語に出てくるのは片田舎で過ごすふたりの女性。何気ない会話を交わすふたりには、それぞれの事情があって。穏やかな暮らしに潜む影、あなたも是非その正体を見つめてみてはいかがでしょうか。
この物語はどちらに流れるのか──不穏な空気とある種の予感を感じたとき読者は無意識にそう思うある意味、映像作品は不利でさえある下手をするとBGMで展開が読めてしまうからその点文学はいい常に頭の中で、「さあどっちだ?どうなる?」と、常に好奇心を放し飼いにできるとてもいい空気感たぶん感じる空気も十人十色さあ、あなたはどっちだ?
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