瑞々しい青春短歌集

「花の檻」という、
美しくミステリアスなタイトルに惹かれました。

高校生でしょうか。
朝の通学の場面だけで、
短歌10首の作品を構成する手腕には、
目を見張るものがあります。

何の変哲もない朝が、
こうして短歌に、
磨き抜かれた言葉を嵌め込むことで、
半端ない輝きを放つ作品に異化されることに、
感動しました。

非凡な青春短歌集。

推し短歌1首。

特権のように名前で呼んでただあの子の傘に入る人影